理想的な人生

今日でパストラルケア科目Iの5日間の全日程を終わりました。5日間でノート一冊使い切るほど書き留めておきたいことがたくさんあった研修でした。3色ボールペンももともと多少は減っていたとはいえ、黒のインクはなくなりました。

ほんどうにどこからまとめていいのかわかりませんので、おいおいゆっくりそのノートから重要と思うことを書いていきたいと思いますが、とにかく、私たちは本物にならなければならない、ということです。つまり、私たちはたいていの場合、頭で考えることと心で思うことと口に出すことが違っていますが、頭と心が統合され、本音を表現し、その表現したことに対して責任をとれるようになることが、人生の意義を深めるうえで重要だと思いました。

本物の存在、統合された人間になるのは、一生の闘いなのだそうです。講師をつとめた81歳のドイツ人司祭も、まだ闘いの途中でしょう。

完全に統合されてはいないにしても、私たちはそれを目指していくことが大事ですね。一生というと、だいぶ先まで続くような錯覚がしますが、実は明日終わるかもしれないのです。そのように統合された人間になるために闘っているような誠実、真実な人でなければ、本当のコミュニケーションはできないのです。

特に死にゆく人に対して、誠実でない、真実でないコミュニケーションをとろうとするのは失礼なことです。死にゆく人たちは、私たちがまだ到達していない域に達している人生の達人、私たちの大先輩なのです。だから、その人たちと接するためには誠実・真実な人間であろうと最大限に努力する必要があるでしょう。パストラルケアに携わる者になるためには、私自身、これから日々努力をして統合された人間を目指したいと思います。

今日講師から聞いたことで一番印象に残っているのが次のような言葉でした。

「社会は理想的ではありません。でも、それに合わせて生きるならあなたの人生も理想的でなくなります。理想的というのは、自分の心の声、自分の価値観に従って、使命をもって生きるということです。闘いでもあります。そして闘いのために血が流れるなら、それは自分の血でなければなりません。お手本はイエススやガンジーです。」

世間なんてこんなもの、人生なんてこんなもの、と、開き直って無難な生き方ばかりしていたら、そのうち無難なまま人生が終わってしまいます。無難に、つまり難が無く過ぎればそれでいいのでしょうか。私たちは無難な道を行くために、自分の本音に耳をふさいでいます。自分の人生は他人が代わりに生きてくれません。自分で生きなければなりません。だから、たとえ険しい道であっても自分の心の声に正直に生きてほしい、それが本物の自分、統合された自分になる人生の歩み方だ、というのが、講師が言いたいことだったのだと思います。

ではまとめは追々。
おたのしみに。

追記: この研修のテーマは「傾聴」でした。私はこの研修が始まってからずっとある人の耳の特徴が脳裏に浮かんできていました。でも誰の耳の特徴なのか今日までわからなかったのです。身近な人の耳であることは確か。でも夫の耳でもないし、息子の耳でもないし、親しい友人の耳でもない。そしてわかったのです。母の耳だったのです。母が「傾聴の勉強を進めなさい」と後押ししてくれているような気がしました。ちょっとぞっとしました。
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Commented by にわ at 2012-05-13 22:01 x
お母様、素敵な方だったんだね。
続き、楽しみにしてます!!!
お疲れ様でした!!!

FBでこの記事を勝手に紹介しちゃったデス。いいよね♪
Commented by martha2nd at 2012-05-13 22:21
☆にわちゃんへ
ありがと!紹介、もちろんOKよ^^
by martha2nd | 2012-05-12 21:29 | 神・キリスト・聖書・十字架 | Comments(2)

クリスチャン。在宅翻訳やってます。夫と文鳥との生活に奇跡的な誕生をした息子も加わり奮闘しています。


by martha2nd