手術のお金
2016年 01月 21日
去年の12月ごろから動悸が激しく、月のものもないので、
とうとう更年期か、と思っていたら、妊娠だったようで、
年明けに病院に行ったら心拍も見えて、わー大変だ。
43歳で妊娠してちょっと恥ずかしいよ、それにハイリスク出産になるだろうし、
今年は遠出できないなと思ったり、息子の時にはほとんどなかったつわりもひどくて、
とにかく食べるものが思った味と違う。どれを食べてもまずい。
何を食べてもおいしいと思えないというのは、こんなに辛いものかと思いました。
しかし果たしてこの妊娠、胎児の心拍がお腹の中で止まってしまったままお腹にいるという、
稽留流産という形で終わったのです。
おんぶとかだっことか言う甘えん坊の息子に、少しでも自立してもらおうと、
実はお腹に赤ちゃんがいるんだと話した翌日のこと。
話したときは、息子は「最悪!俺がお世話してもらえなくなる!」って焦っていたのですが、
だんだん弟がいいとか、早く生まれてほしいとか、名前何にしようとか、
じわじわ楽しみにしていたみたいなのです。
その翌日に行った健診で、「心拍が止まってるね」と言われ、
申し訳なく思いながら息子に本当のことを伝えました。
息子はしばらく布団にもぐって泣いていました。
私は9週目の胎児が死んでしまったことより、
息子を悲しませてしまったことが私には一番つらかったですね。
夫もかなりの落ち込みでしたが。
ところで全妊娠の20%は流産となり、40代の妊娠では50%が流産になるという統計があるみたいです。
一度動き始めた胎児の心臓が止まることも、インターネットで稽留流産を検索すると、
体験者は様々な年齢にたくさんいるみたいです。
多くの人にとってはこの経験は当然ですが本当に辛いことのようです。
私は息子の時の試練や、NICUの赤ちゃんたちを見てきた経験があるからなのか、
初期の流産くらいでは動じませんでした。
命のことは神様にゆだねることができました。
しかし、お金のことはちょっとひっかかる。
神様、命を与えて取るのはいいけど、ここまでに使ったお金の意味がわかりません、と思ってしまいます。
妊娠初期の検査や診察は、市の妊婦健診チケットがまだ使えない時期で、
保険適用でもなく、毎回とても高い。
風邪をひいて妊婦でも服用できる薬がないかと病院に行ったこともあるので、
流産確定までに4回くらい病院に行ってけっこうなお金を使いました。
そして胎児がお腹にいるままなので、昨日それを除去する手術を受けました。
手術なので、私が入っている保険からたぶんお金が下りるんじゃないかなと期待しているのですが。。。
これから保険会社に電話するつもりです。
流産に気づいてよかったです。自然に流れてくるまで気づかなければ、手術なしで保険金もたぶん出ない。
自然に流れるのはものすごい出血と痛みがあるということなので、
手術で除去してもらって、1日で身軽になれてよかったです。
手術は日帰りですが全身麻酔なので朝から夕方まで病院にいて、
夫が休み取って朝と夕方は付き添ってくれました。
私は昨日この全身麻酔から覚めたときに最初に思ったことが
「ああ、息子が今元気に育ってくれててよかった!」ということでした。
その事実が嬉しくて一人で泣いてしまいました。
麻酔で眠らされる前に、麻酔科医の先生が私のカルテを見て、
「お子さん、小さく生まれたのね。大変だったね」と言われたので、
少しその時の経緯を話したりしながら眠りについたので、
眠っている間、なんとなく息子を出産するときの帝王切開の手術を受けているような、
そんな夢を見ていたような気がします。
それで目が覚めたら、そうだ、あの時産んだ子はもう生死をさまようような状態ではなく、
元気はつらつの小学一年生に育ってくれているんだ!
と思ったらほっとして涙があふれました。
それにしても手術というのはまな板の上の鯉そのものですよ。
帝王切開はまあ仰向けに寝てるだけだけど、
子宮内除去手術はすごい恰好させられ、脚を固定され、
まぶしいライトに照らされ、そのまま眠らされるのですから。
帝王切開のとき尿道カテーテル入れたり、オムツ替えてもらったりしたときから、
まあ怖いものはもうないです。
でもそれをやってくれる看護師さんというのは、天使だなあと思います。
昨日の看護師さんも優しかった。ドクターも。
1日で出血も止まってきました。上手に手術してくださってありがとうございました。
さて、保険会社に電話をしよう。
とうとう更年期か、と思っていたら、妊娠だったようで、
年明けに病院に行ったら心拍も見えて、わー大変だ。
43歳で妊娠してちょっと恥ずかしいよ、それにハイリスク出産になるだろうし、
今年は遠出できないなと思ったり、息子の時にはほとんどなかったつわりもひどくて、
とにかく食べるものが思った味と違う。どれを食べてもまずい。
何を食べてもおいしいと思えないというのは、こんなに辛いものかと思いました。
しかし果たしてこの妊娠、胎児の心拍がお腹の中で止まってしまったままお腹にいるという、
稽留流産という形で終わったのです。
おんぶとかだっことか言う甘えん坊の息子に、少しでも自立してもらおうと、
実はお腹に赤ちゃんがいるんだと話した翌日のこと。
話したときは、息子は「最悪!俺がお世話してもらえなくなる!」って焦っていたのですが、
だんだん弟がいいとか、早く生まれてほしいとか、名前何にしようとか、
じわじわ楽しみにしていたみたいなのです。
その翌日に行った健診で、「心拍が止まってるね」と言われ、
申し訳なく思いながら息子に本当のことを伝えました。
息子はしばらく布団にもぐって泣いていました。
私は9週目の胎児が死んでしまったことより、
息子を悲しませてしまったことが私には一番つらかったですね。
夫もかなりの落ち込みでしたが。
ところで全妊娠の20%は流産となり、40代の妊娠では50%が流産になるという統計があるみたいです。
一度動き始めた胎児の心臓が止まることも、インターネットで稽留流産を検索すると、
体験者は様々な年齢にたくさんいるみたいです。
多くの人にとってはこの経験は当然ですが本当に辛いことのようです。
私は息子の時の試練や、NICUの赤ちゃんたちを見てきた経験があるからなのか、
初期の流産くらいでは動じませんでした。
命のことは神様にゆだねることができました。
しかし、お金のことはちょっとひっかかる。
神様、命を与えて取るのはいいけど、ここまでに使ったお金の意味がわかりません、と思ってしまいます。
妊娠初期の検査や診察は、市の妊婦健診チケットがまだ使えない時期で、
保険適用でもなく、毎回とても高い。
風邪をひいて妊婦でも服用できる薬がないかと病院に行ったこともあるので、
流産確定までに4回くらい病院に行ってけっこうなお金を使いました。
そして胎児がお腹にいるままなので、昨日それを除去する手術を受けました。
手術なので、私が入っている保険からたぶんお金が下りるんじゃないかなと期待しているのですが。。。
これから保険会社に電話するつもりです。
流産に気づいてよかったです。自然に流れてくるまで気づかなければ、手術なしで保険金もたぶん出ない。
自然に流れるのはものすごい出血と痛みがあるということなので、
手術で除去してもらって、1日で身軽になれてよかったです。
手術は日帰りですが全身麻酔なので朝から夕方まで病院にいて、
夫が休み取って朝と夕方は付き添ってくれました。
私は昨日この全身麻酔から覚めたときに最初に思ったことが
「ああ、息子が今元気に育ってくれててよかった!」ということでした。
その事実が嬉しくて一人で泣いてしまいました。
麻酔で眠らされる前に、麻酔科医の先生が私のカルテを見て、
「お子さん、小さく生まれたのね。大変だったね」と言われたので、
少しその時の経緯を話したりしながら眠りについたので、
眠っている間、なんとなく息子を出産するときの帝王切開の手術を受けているような、
そんな夢を見ていたような気がします。
それで目が覚めたら、そうだ、あの時産んだ子はもう生死をさまようような状態ではなく、
元気はつらつの小学一年生に育ってくれているんだ!
と思ったらほっとして涙があふれました。
それにしても手術というのはまな板の上の鯉そのものですよ。
帝王切開はまあ仰向けに寝てるだけだけど、
子宮内除去手術はすごい恰好させられ、脚を固定され、
まぶしいライトに照らされ、そのまま眠らされるのですから。
帝王切開のとき尿道カテーテル入れたり、オムツ替えてもらったりしたときから、
まあ怖いものはもうないです。
でもそれをやってくれる看護師さんというのは、天使だなあと思います。
昨日の看護師さんも優しかった。ドクターも。
1日で出血も止まってきました。上手に手術してくださってありがとうございました。
さて、保険会社に電話をしよう。
by martha2nd
| 2016-01-21 10:12
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