自死遺族のケアのセミナー

先日、友人に誘われ、このタイトルにあるように
自死遺族のケアのためのセミナーに行きました。
友人が購読している東京新聞にこのセミナーの広告が載っていたそうです。
その人の周囲には自殺した人はいないそうですが、
その人が通勤に使う中央線は、飛び込み自殺でしょっちゅう止まったり遅れたりするので、
このセミナーに興味を持ったそうです。
中央線は夫も使ってるし、私も勤めに出ていたころは使っていましたが、
昔から人身事故が非常に多い路線です。

さてセミナーの講師は私が学んでいるスピリチュアルケアの世界をリードする方で、
名前はよく知っていたのですが、初めてお話を聞くことができ、
また、その道の権威というだけあって、とても有用なお話でした。

おそらくセミナーに集まっていた方々の多くは自死遺族だと思いますが、
その先生の周囲には自死の方はいなくて、もしかしたら見当違いのことを言って、
みなさんの心を傷つけてしまったら申し訳ありませんと、前置きがあってから
話が始まりました。
しかし先生はほとんど自死については触れず、専門である癌終末期の患者さんのケアの仕方について、
淡々と話していかれました。
それでも最後の質問コーナーで手を挙げて感想を述べられたり、質問をされたりした方々は
すべて自死遺族の方で、先生のお話に感銘を受けていらっしゃいました。
癌終末期の患者さんの心に寄り添うコツなどを聞いて、
自分の家族(夫や息子)が心の病であるときに、心に寄り添えていなかったと、
反省されていました。

先生は牧師をしていたこともあり、つまりクリスチャンです。
しかし集まっている方々は私たちはクリスチャンでしたが、ほとんどがそうでない方々だったと思います。
それで先生は「僕は牧師をしていたこともあるので、神が話に出てしまうけど、
皆さんをクリスチャンにしようなんて思ってないから、安心してください。
まあ、クリスチャンになれと言われてなれるものではないですよね。」
と謙遜にまた真実をおっしゃいました。
私はクリスチャンで、クリスチャンになった当時は自分の信じていることを
みんなにも信じてもらいたいと思ったこともありましたが、
この先生のスタンスがすばらしいと思いました。
思想や哲学や宗教は、相手に無理やり同意させることなどできるものではないのですよね。

ある婦人が最後に質問をされました。身なりの良いきれいな初老の女性でしたが、
「私は子供のころに親を亡くしたり、自分より先に子供を亡くしたりしてきました。
世間一般の幸せから見ると、なぜ自分はこんなに不幸なんだろう、
という思いがぬぐえません。先日、新聞で見たのですが、DNAを取って調べて、
それに基づいて行うカウンセリングがあるそうで、
私には遺伝子的に不幸になる要素があるのかもしれないと、
そのカウンセリングを受けてみようかと思うのですが、
先生はどう思われますか」
ということでした。

先生は「そのカウンセリングを受けてもあまり意味がないと思いますね。
自分を納得させる必要はないんですよ。
私なら、この人(神という黒板の字を指して)に文句を言います。
なんでこんなことが起きるんですか、あなたの責任ですよ!と。
ずっと文句を言い続けていると、こんどはこの人(神)が、
すごい方だな、と思えてくるんですよ。ずっと黙って私の文句を聞いてくれることが、
すごいなあと思えてきます。
元々神様というのは、人に踏みつけられたり、訴えられたりするためにいるんだと
思うんですよ」

質問者は納得されたようでした。クリスチャンの友達にはよく祈れと言われるそうですが、
祈りといっても、神様に訴えるような祈りをしてもいいことが分かられたようです。

長くクリスチャンをしていて教会などに行っていると、
本当に優等生みたいな物わかりのいい祈りをするようになってしまい、
どうせ心の奥底は神様にすべて見通されているのに、
私はなんと素直でない祈りや態度をしてきたのだろうと恥じ入りました。

実は私は今すごくイライラしているんですよ。
いろんなことが思い通りにいかないし。
家族が自殺してしまった人に比べたらちっぽけなことなんですが、
先日もここに書いたように、息子と大喧嘩するし、
少し前のことになりますが、流産だって仕方ないと自分を納得させてきたけど、
そりゃ流産そのものもあんな手術も嫌だったし、
そして極めつけは一昨日息子が友達とふざけ合っていて、
その友達がけっこう乱暴で、息子の顔を叩いてきたので、
息子の眼鏡が曲がってしまったんです。
ケガしなかったことが不幸中の幸いですが。
その友達は同じマンションの子で、私もその場にいて経緯を見ていたので、
その子の乱暴さにもイライラしたし、
そこでヘラヘラして自分を守れなかった息子にも頭に来たし、
しかも私は今仕事も忙しく、眼鏡屋さんに連れて行っている時間がすごくタイムロスに感じて。
でも仕方ないので私は今日の午後、息子と眼鏡屋さんに行くのですが。。。

と、こんなことを神様につらつら訴えてみようと思います。
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by martha2nd | 2016-02-10 11:17 | 神・キリスト・聖書・十字架 | Comments(0)

クリスチャン。在宅翻訳やってます。夫と文鳥との生活に奇跡的な誕生をした息子も加わり奮闘しています。


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