納棺

F兄の納棺式というものに行ってきました。
礼拝堂でお布団に横たえられていたF兄の亡骸を、これから火葬場に行くので棺に移すのです。特にキリスト教の儀式に納棺式があるわけじゃないのですが(私も今回初めて)、今回は棺の手配が遅れただけでしょう。

教会人たちも、20人くらいは最後のお別れをしにいらっしゃいました。大工さんだったF兄は、まだお元気なときに教会のいろんなところを修理してくださいました。

短い式でしたけど、今日読まれた聖書のことばは、私にとっては新発見でした。一度は読んだことがあるはずの箇所ですが、以前は心にとまらなかったのでしょうね。

私のたましいよ。おまえの完きいこいに戻れ。
主はおまえに、良くしてくださったからだ。
まことに、あなたは私のたましいを死から、
私の目を涙から、
私の足をつまづきから、救い出されました。

主の聖徒たちの死は主の目に尊い。
(詩篇116:7~8、 15)


昨日祈祷会で、F兄がクリスチャンになった経緯が文章として残っていたので、牧師がそれを読んでくれました。

16歳で母親を亡くし、寂しくて墓石の前で寝たこともあったそうです。
17歳で兵隊に志願したそうです。




F兄のいた隊には200人以上いたそうですが、生き残ったのは4人で、その中にF兄がいたのです。
実家に帰ると自分の墓ができていてショックを受け、実家を飛び出して、今度は大阪で組に入ったそうです。刺青はこのときのものですね、きっと!普通の人が驚くような悪いことをたくさんして、麻薬にもおぼれ、でもこれではいけないと思い、知り合いの紹介で出直すつもりで東京にやってきたそうです。

結婚しましたが、麻薬の後遺症で奥様をずいぶん苦しめたそうです。
奥様は苦しい中、様々な宗教を学ぶのですが、心の乾きを癒してくれるものはなく、さまよわれます。そしてとうとう聖書に出会い、心が潤されたそうです。

F兄は何年も奥様の言うことには聞く耳を持たないようだったのに、腰痛がひどくなり、耐えられない痛みの中、苦渋の決心をして、神様が痛みを癒してくれるというなら、俺も教会に行ってみようかなと、奥様に言ったそうです。

そしてしばらくして信仰を得られたようです。

波乱万丈とはこのことかというような人生を歩まれたF兄でしたが、今日棺に納められ、色とりどりの花々で飾られたお顔は本当に穏やかで、微笑みさえ浮かんでいるようで、今にも目を開けられるような感じがしました。

火葬場に出発する車を見送り、仕事をしに家に戻りました。

今頃は骨と灰になってしまっているのだと思います。
ご遺族には辛いことだと思います。
でも兄のたましいは、天において新しい体と永遠の幸せを得ていると信じます。

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by martha2nd | 2008-02-28 12:55 | 神・キリスト・聖書・十字架 | Comments(0)

クリスチャン。在宅翻訳やってます。夫と文鳥との生活に奇跡的な誕生をした息子も加わり奮闘しています。


by martha2nd