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母を偲ぶ会にて

母を偲ぶ会は6月28日、小雨の中行われました。
本当は晴れて欲しかったけれど、会場の窓から見える竹林の風情が増すような、静かな雨でした。
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葬儀の時もそうでしたが、今回も美しく会場を整えてくださったので、素敵な祭壇ができていて、父も会場に入ってからすぐに感激して、祭壇に近づいて詳細を見ていました。
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初めの数十分は式典を行い、お祈りや讃美をしました。
全員では「アメイジンググレイス」と「いつくしみ深き」を歌い、
その後、私と夫が二人で「人生の海の嵐に」を歌いました。
練習不足でしたが、「守ってください」と神様にお祈りしていたら、
不思議と緊張もせず、練習のときはかすれていた私の声も
ちゃんと出て、夫とのハーモニーもばっちりで、ほっとしました。

人生の海の嵐に もまれ来しこの身も
不思議なる神の手により 命拾いしぬ
いと静けき港に着き 我は今安ろう
救い主イエスの手にある身は いとも安し

という歌詞で、よく葬儀でも歌われる歌です。
母もきっと天国について永遠の命を得たとき、こんな気持ちだったと思い、
母を偲びつつ歌いました。

その後、私がかなり緊張しながら母のことを書いた冊子を配って、この本に込めた思いを皆さんに紹介しました。気圧の関係で耳がおかしかったので、自分の中で自分の声がやけに響いていたのですが、実際には外にはそれほどのボリュームで聞こえるほどには話してなかったみたいで、あまりよく聞こえなかったと夫に言われてしまいました。でも、本を読んでいただければそれが全てなので、どうか本を手にしてくださった親戚の方々が、読んでくださればと思います。

牧師が、母の思い出話やホスピスでのチャプレンとしての経験を交えて、聖書から話された後、お祈りをして、式典を終え、会食となりました。

食事も、気前のよかった母を偲んで、グレードの高いものを選んだので、大満足でした。
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右手の大きな肉の塊は、馬の頬肉だそうで。。。マグロの頬肉とかは聞くけど、馬の頬肉なんて初めてでした。柔らかく煮てあって美味しかったです。馬さんには申し訳ないけど。

熊本に生まれ育ちながら初めて食べた水前寺海苔の酢の物。
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馬肉のステーキまで。
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美味しいケーキとコーヒーも出て、妊娠が分かってから初めてコーヒーを飲みました。小さなカップだったからいいかなと思って。これまでまずコーヒーそのものを飲みたいと思えなかったのですが、このときはなぜか飲みたいと思って、飲んでみたら以前のようにおいしく感じました。

母の思い出話をしながらの美味しい食事が済み、祭壇の美しい花を各家庭でお持ち帰りいただき、お開きとなりました。

この後、隣に住む従姉妹が我が家にやってきて、「おねえちゃんの書いた本、一気に読んだよ。青春時代はあんなこと考えてたんだね」と言っていました。彼女は友達の誘いで教会でエッグアートを習ったことがあるそうで、その後叔母である私の母の葬儀で再び聖書のことを聞いて、少しは興味があるようでした。私や夫に、自分の持っている疑問をいろいろ投げかけてきました。続けて興味をもっていてほしいです。
そして実は私や彼女の姉に対して、ずっと劣等感を持っていたんだといわれ、びっくりしました。だって東京の私大に行った私は、彼女たち姉妹のほうが知能も学力も高くて、地元の国立大に進んで親孝行だなあと、親に経済的な迷惑ばかりかけている自分と比べては引け目を感じていたからです。

いやー、それにしてもこの話を、彼女は我が家のビールを飲みながらしていたのですが、彼女が帰った後、ものすごい空の缶の数でびっくりでした。途中まで「この子は相当酒が強いんだなあ」と思っていましたが、帰り際はちょっとふらついていたかな。。。
次回は素面で語り合えればと思います(笑)

それにしても、母の一周年の記念会も無事に済んで、父も祖母も私も、ほっとしています。



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by martha2nd | 2008-07-01 13:59 | 実家関連(熊本、福島)

クリスチャン。在宅翻訳やってます。夫と文鳥との生活に奇跡的な誕生をした息子も加わり奮闘しています。


by martha2nd