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ごめんね、赤ちゃん

実は大変なことになっています。

火曜の健診で心音もサイズも順調ながら、なんと赤ちゃんの周りに羊水がないことがわかったのです。そのときの医師は老人で、超音波の画面を見て焦っちゃって、「木曜に慶応からお医者さんが来るから、その人に詳しく見てもらって」と言って、私も何がなんだかわからない中、木曜の予約表を看護師さんに渡されて帰りました。
昨日の木曜、夫同伴でもう一度診察を受けました。赤ちゃんは羊水を飲んでおしっこをすることで、羊水が増えるし、赤ちゃんの肺が発達するらしいですが、羊水がないということは、羊水を飲んでもおしっこができない腎臓や膀胱無形成の病気かもしれないと疑われました。それで赤ちゃんを詳しく超音波で診ると、ちゃんとかわいらしい腎臓や膀胱がありました。状況から判断すると、私がちょっとずつ破水していたのに気づかなかったみたいです。つまり私はかなり早い週数での前期破水を起こしてしまったのです。
赤ちゃんにおしっこをする機能があることから、まれに羊水が戻ることもあるそうで、来週までにあるていど増えていれば望みはあると言われましたが、そんなに高い確率ではありません。
今は、どこかに開いた卵膜(羊膜?)の穴がふさがり、羊膜の代謝と赤ちゃんのおしっこで、羊水が増えることを願うばかりです。何よりも神様の奇跡を、祈りもとめています。

もし羊水が増えなければ、夫婦に選択権がある21週6日までに人工流産(中絶のこと)をすることを医師は薦めました。なぜかというと、このまま赤ちゃんが大きくなっても、肺が発達せず、生まれてきたとたん窒息死するからです。その上、羊水というクッションがないので、骨の奇形などが生じるということでした。

私たちは頭が真っ白になり、何も考えられませんでした。私が人生のうちで中絶を経験することになろうとは。。。ものすごい大きな重荷を背負って生きていくことになるでしょう。

医師は、女性は胎動を感じたりした後に生まれた子供が死産だったらそのショックから立ち直れず次の妊娠に影響するといいましたが、殺されることが分かっているのにまだ胎内で生きている子を無理やり引っ張り出すというのは次の妊娠どころか、一生罪の意識に苦しめられると思うのですが。

とにかく医師と話した限りでは中絶しか方法がないのかと思ってしまいましたが、帰りに教会によって牧師と話すうちに頭が整理されてきて、この子どもはまだ生きている。命は神様が与えて取るものだから、そのときまで親として愛してあげようと決めました。私たちは、今まで親としてお腹の子を十分愛おしんでこなかったことを反省させられました。

私がつわりが軽いことをいいことに安定期前にいそがしく動き回っていたことがとても悔やまれましたが、破水は私のせいではないことを、聖書から確認して、今はこれからのことだけに集中しようと思っています。

詩篇139:15、16
私がひそかに造られ、地の深い所で仕組まれたとき、
私の骨組みはあなたに隠れてはいませんでした。
あなたの目は胎児の私を見られ、
あなたの書物にすべてが書きしるされました。
私のために作られた日々が、
しかも、その1日もないうちに。

こうなることは、神様の完全な計画の一部で、最初から決まっていたのです。だから人の目には不幸なことですが、神様はここから何かを始められるのだと思います。

このお腹の子は、この世を見ずに天国にダイレクトに帰っていくかもしれないし、生まれても数分の命かもしれませんし、肺が多少発達していたとしても奇形で数年しか生きないかもしれないけど、私たちが親としてできるかぎりのことをしてあげられるように、どうぞ、応援してください。

私の体が守られるようにもお祈りください。夫も母体を最優先に考えてくれていますが、赤ちゃんの命が1日でも長く守られるように願っています。

何よりも、来週羊水が増えていることを、イエスの御名によってお祈りいただければ幸いです。

主は与え、主は取る。主はほむべきかな。
ヨブ記

by martha2nd | 2008-07-11 19:43 | pregnancy

クリスチャン。在宅翻訳やってます。夫と文鳥との生活に奇跡的な誕生をした息子も加わり奮闘しています。


by martha2nd