片倉館
2011年 03月 26日
上諏訪温泉はあまり考えずにとにかく乗り換えなく行けるところ、ということで選びました。旅館もレビューのポイントが高くてお値段が張らないところにほとんど当日に予約。
でもとても満足のいく旅行でした。
何も調べないで行ったので、古い、中世ヨーロッパのお城のような建物が旅館の窓から見えて、「なんだろう、なんだろう」と夫と話して、そこまで行ってみると、「片倉館」という温泉施設でした。愛媛の道後温泉の洋風版という感じです。
近辺の方たちがお風呂道具を持って来ていました。ここはどういう施設ですかと訊いてみたところ、「この辺で一番いいお風呂だよ、昔製糸工場の女工さんたちが入ってたの。立って入れる深いお風呂だよ」という答え。
それだけではあまりいいイメージは湧かなかったのですが、立札を見てみると、地元のシルクエンペラー片倉氏(製糸業で財閥を築いた方らしいです)が、ヨーロッパに視察に行って、ヨーロッパの企業が地域に向けて社会貢献をしていることに感銘を受け、この温泉施設を作ったのだそうです。現代でもそういう日本企業がもっと増えるといいのに。
翌日、東京に帰る前に、このお風呂に私たちも入りました。設備は古いですが地元の人たちに愛され続けてるのがよくわかりました。
ウェブサイトは:http://www.katakurakan.or.jp/
by martha2nd
| 2011-03-26 16:04
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