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2007年5月3日のブログから

エキサイトに引っ越す前に使っていたカフェブロというブログサービスが閉鎖されてしまうことになり、そこに母の闘病記をつづっていた私は、どうにか闘病記の文章だけでも残せるように、カフェブロの記事を整理しています。10月いっぱいでブログがなくなってしまうので、それまでに必要な部分だけ残して2年分の日記として製本でもしようかと考えています。

今以前のブログを読み返していらない記事は消しているのですが、絶対取っておく記事としてこんなものを発見しました。今は軽い認知症の祖母ですが、娘(私の母)が癌で闘病中だったときには気も張っていて、本当にしっかりしていました。そして孫の私を笑わせるユーモアも持っていました。私はこの日、母の死が近いことや、母がそのことで葛藤し、苦しんでいることが悲しくて、つい母の前で泣いてしまったのでした。それを廊下から見ていた祖母が、あとで私を笑わせてくれたときのブログ記事です。

以下、コピーです。

私が午前中に母の前で泣いていたことを知っている祖母は、
私を笑わせようとしたのか、気を紛らわせようとしたのか、
2人で昼食をとっていたときに(父と母は、隣の母のベッドの部屋で食べていた)、
昔話を始めた。

祖母が子供のころ、チン(犬)を拾って帰ったら、蚤がいっぱいいて、
捨てて来いと言われて、けっこう遠くまで捨てに行ったら、翌日その犬が
帰ってきて、仕方ないから蚤とり粉とかを振りかけて、飼っていた。
昔はよく道端で犬が交尾をしていて、当時は子供だったから、
自分の家の犬がいじめられていると思って、ホースで水をかけた。
昔は自動車が通ることは少なくて、出かけるときには、
「自転車にぶつからないように気をつけて行けよ」と親に言われた。

etc.

昭和初期の話だと思う。


祖母の策略で私はかなり笑った。

隣の部屋に父と母の食器を下げに行ったら、
母が、「おばあちゃんは犬の交尾の話ばしよったろ?」と言った。
聞こえていたんだ。お母さん、けっこう耳がいいんだね。
父は、「ぜんぜん聞こえんだった」と言った。

母はマッサージのおかげでずいぶん浮腫みが引き、
さっきトイレに立ったときの足取りは、けっこうしっかりしていた。
浮腫んでいると足首がほとんど曲がらないので、
それで歩きづらかったのだと思う。
でも油断するとすぐにまた浮腫むので、根本原因の解決を目指すぞ!
by martha2nd | 2012-09-29 23:35 | 実家関連(熊本、福島)

クリスチャン。在宅翻訳やってます。夫と文鳥との生活に奇跡的な誕生をした息子も加わり奮闘しています。


by martha2nd