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つくしと息子とサリーと私

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最近朝日といえども灼熱が直撃する東向きの寝室から
南西向きの和室に寝るときは移動しています。
昨晩、つくしが息子と寝てくれたため、私たち夫婦はゆっくりテレビを見たりして、
寝かしつけに時間を取られずに済みました。
Eliにとってつくしという猫は、きっと私のとってのサリーのような存在になることでしょう。
サリーというのは、私が幼児期から実家で飼っていた猫で、
ある日突然父がその猫を連れて帰ってきたのを覚えています。
もうすぐ猫をつれてきてあげるよ、とか、そんな前触れなく、突然来たように思います。
どういう取引で父がこの猫を連れて帰ってくることになったのかそういえば聴いたことがありませんが、
分かっているのはその猫が四国から九州まで飛行機でやってきたこと、
シャムネコが混ざった雑種であること、でした。
後ろ足の1本だけが、シャムネコらしい茶色の靴下をはいていましたが、
他の耳や鼻先やしっぽや、他の足の先の本来茶色である部分は、茶色ではなく、キジトラのような模様でした。
瞳はシャムネコの美しいブルーアイを受け継いでいました。
とにかく賢く、近所ではメス猫でありながらボスのような位置づけだったと思います。
子猫も何度か産み、何キロか離れたところにある養鶏場のイタチ捕りのワナにもかかってしまった、気高い顔立ちの美猫ながら、ワイルドな一面もある魅力的な猫でした。
そのイタチ捕りのワナを引きずって、我が家の塀を乗り越えて、庭先の引き戸のところまで帰ってきたのですよ。早朝のことでした。父がなんとかがんばって、その罠をサリーの足から外したのです。一番きれいな茶色の靴下をはいた足がはさまれていました。

犬の散歩に行くと、どこまでもついてきました。
小中高と私の成長期、だいたい私の部屋で一緒に寝ていました。
試験勉強や受験勉強のときに、サリーが私のベッドですやすや寝ていると、
猫に生まれればよかったなあとつくづく思ったものです(笑)
私が泣いていたりすると、私の机にぴょんと飛び乗ってきて慰めて(たぶんですが)くれました。

1992年12月に死んでしまいました。老衰だと思います。
母が、サリーが寝たきりになってから死ぬまでの写真をちゃんと写してアルバムにしてくれていました。5月に熊本に帰った時に、写真の引出を見ていたらみつけました。お母さん、感謝。

つくしはこういう体なので、長生きするかわかりませんが、
早くもEliとは気持ち通じ合う仲のようです。私とサリーのようになるんじゃないでしょうか。
つくしは、車いすを試作して乗せようとして以来、夫を相当警戒して逃げ回っています(笑)
by martha2nd | 2013-07-11 14:28 | 動物植物

クリスチャン。在宅翻訳やってます。夫と文鳥との生活に奇跡的な誕生をした息子も加わり奮闘しています。


by martha2nd