死に顔のススメ。
2008年 05月 29日
昨日はNHK「知るを楽しむ」の写真家荒木経惟さんの特集第4回目(最終回)だった。
狙って見てたわけじゃないけど、テキストまで買った趣味悠々「あなたも今日からジャズピアニスト」を見ていたら(これも最終回!残念)、それが終わって、荒木さんの番組が始まったのだ。
昨日の放送は「死の顔」と題してあった。
荒木さんは大切な人の死をカメラに収めている。自分の母親、父親、そして癌で先立った奥さんの陽子さん。母親と陽子さんは、美しい死に顔を一番きれいに、凛と見える位置から撮ったという。父親は、首から上はフレームから外れて、死体の胴体部分だけが写っていた。元気でにこやかな頃の父親を知っているだけに、病魔と闘った後の父の顔は写真に残したくなかったと、いうことだった。でも、男らしい、荒々しいくらいの人だったのかなという名残が、胴体の腕に刻まれた刺青でよくわかった。
荒木さんは、大切な人の死がいつも自分のこれから行く道を示してくれたと語っていた。
誰にとっても、大切な人の死はそういうものかもしれない。
照れ屋だから過激な言葉を使って話されるのだけど、本当に優しい、愛に満ちた方だなと、テレビで拝見するたびに感じる。
棺の中の死人の顔って、写真に撮るのを躊躇するし、葬儀屋さんのカメラマンも、そこは躊躇されるのか死体の顔は撮らない決まりになっているのか、葬儀屋さんからいただいた葬儀のアルバムには、母の死に顔は写っていない。
死に顔を撮って「面白半分に」と思われずに済むのは、故人と本当に近い人だけだと思うので、是非是非みなさん、大切な人が先に旅立ったとき、美しい死に顔をしていたら、躊躇せずに写真に残してあげて欲しい。私は母の死に顔の写真を自分で撮ったのだけど、本当に撮ってよかったと今でも思うし、よくアルバムを見返して、母の安らかな死に顔を見ると今頃天国でどんなに幸せにしているだろうかと想像して、うれしくなる。
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荒木さんは、大切な人の死がいつも自分のこれから行く道を示してくれたと語っていた。
誰にとっても、大切な人の死はそういうものかもしれない。
照れ屋だから過激な言葉を使って話されるのだけど、本当に優しい、愛に満ちた方だなと、テレビで拝見するたびに感じる。
棺の中の死人の顔って、写真に撮るのを躊躇するし、葬儀屋さんのカメラマンも、そこは躊躇されるのか死体の顔は撮らない決まりになっているのか、葬儀屋さんからいただいた葬儀のアルバムには、母の死に顔は写っていない。
死に顔を撮って「面白半分に」と思われずに済むのは、故人と本当に近い人だけだと思うので、是非是非みなさん、大切な人が先に旅立ったとき、美しい死に顔をしていたら、躊躇せずに写真に残してあげて欲しい。私は母の死に顔の写真を自分で撮ったのだけど、本当に撮ってよかったと今でも思うし、よくアルバムを見返して、母の安らかな死に顔を見ると今頃天国でどんなに幸せにしているだろうかと想像して、うれしくなる。
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by martha2nd
| 2008-05-29 10:53
| 映画・テレビ