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引用です

「いのちのことば」という小さな冊子があります。いのちのことば社が出している本やCDを紹介する月刊の冊子です。この冊子の後ろのほうに、ミュージシャンの岩淵まことさんが「こころに写るもの」というエッセイを書いていらっしゃるのですね。先月号から始まったようです。最近この冊子を手にとってなかったので知りませんでした。おそらく、この冊子の表紙にある写真と関連付けてご自身のことを語っていらっしゃるようです。

2月号の表紙は黄色いスイセンの花。
岩淵さんが子どもの頃身を寄せていた伯父さんのお宅には(お父様が早くに他界されたそうです)、庭にスイセンがたくさん咲いていたそうで、スイセンを見ると子どもの頃の記憶がゆすぶられるそうです。そしてエッセイの最後をこう締めくくっていらっしゃいました。

「毎年同じ姿で咲く花って、本当に凄いですね。
私はといえば、コンサートごとにあーでもない、こーでもないと、ちまちまうろうろしてしまいます。
気がつけば、新しいもの、刺激的なもの、誰にも真似ができないもの、なんていう"誰か"を追いかけていたりして、疲れきってしまうことがあります。そんな時、キラキラした目でスイセンを見ていたあの頃の自分が、私を手招きしているようです。」


そう、私も何か達成感がないとか、進歩がないとか、自分があまりにも平凡なことを苦しんでみたりするのですが、変わらないということも凄いことなんだな、毎日同じ家事を繰り返していることもそう悲嘆することじゃないなと思いました。人知れず美しく咲いて人知れず枯れていく花は野山にたくさんあると思います。でもそんな花の一つ一つも神様はご存知なのだから、花たちはそれで十分幸せなのだと思います。私もそんな花たちのように神様の目だけを意識して生きる者になりたいなあ。
by martha2nd | 2010-02-03 15:06 | 神・キリスト・聖書・十字架

クリスチャン。在宅翻訳やってます。夫と文鳥との生活に奇跡的な誕生をした息子も加わり奮闘しています。


by martha2nd